OKPのノート

日記を書きます

上位互換を気にせずに発信すること

少し前に週刊はてなブログに自分とブログについての記事を寄稿しました……。
苦手なことは無理して書かない。OKPさんのブログは「自分にとって面白いこと」を記録する場所 - 週刊はてなブログ

後になって「この話も書いておけば良かったかな」なんて思った話題がいくつかあるのですが、他に書くタイミングもないのでこちらで少し書いてみることにします。

それは自分の上位互換的な存在を気にしすぎないことについて。
正直「上位互換」という言い回しは人間を表現する際に適当でないかもしれませんが、分かりやすい言葉なのであえて使うことにします。
自分がブログで発信してる内容や趣味の話題や成果物について、ネットの世界を見ていると上には上が居ることを嫌というほど突きつけられてしまうことってよくありますよね。
同じような趣味や嗜好を持ちながら、自分よりも遥かに深いレベルで理解をしていて、当然のように上位のレイヤーで活躍していて、それを魅力的な文章で発信することができて、さらに別のジャンルでも活躍してる(そこまで自分を同じジャンルだったり)…… そんなスーパーマンのような人が実際にゴロゴロいるのがこの世界。
尊敬する気持ちもあれば、羨望や嫉妬の気持ちも持ってしまう、そんな自分にとっての上位互換(やはり適当な言葉じゃないかな)のような存在、私にしてもつい気になってしまうことはありますが、なるべく気にしない(少なくとも気に病まない)ようにして自分なりの発信を続けることにしています。
仮にその存在が自分のストレスになるようならフォローすることを止めた方が良いですし、目標になったり良い刺激になると思えばフォローを続ければ良い。でもあくまで自分は自分です。
すごい人に比べたら自分の発信がどれだけ稚拙だと分かったとしても、それでも発信を続ける価値はあるはずです。世の中の全ての人が最高のアウトプットを求めている訳ではないですし、あえてアマチュアリズムが溢れる発信を求めている人もいれば、そもそもの評価の軸が異なって自分は稚拙だと感じるアウトプットそのものに価値を感じてくれる読者がいるかもしれません。どんな内容でも、まずは表に出してみないことには分からないのです。

……といった話を最初の寄稿に盛り込んでも良かったかなと後になって思ったのですが、ブログ論とか発信のノウハウみたいな論調は少し避けていたこともあり、ストレートに自分の話のみでまとめた寄稿だったので、それはそれで良かったのかな。

さて、本日同じはてなブロガーのからあげ (id:karaage) 氏がAmazonのKDP(Kindle Direct Publishing)で情報発信に関する電子書籍を上梓されました。早速拝読したのですが、これがとても面白かった!
情報発信に関する書籍「ゼロから始める情報発信」をKDPで個人出版しました - karaage. [からあげ]

以前から何かと接点もあったり、ブログで発信するジャンルは異なるようで一部では共通点があったりもするからあげ氏ですが、こと情報発信を続けてきた背景やその考え方ににはかなりの共通点があるようです。
読みながら共感することだらけで、いままでふんわりと思ってたことや上手く言語化できてなかったことも含めて、なんなら私の思考を整理してくれたのだろうか?と勘違いしてしまいそうな内容が溢れていました(笑)
冒頭で書いた上位互換の話についても「ハードルを低くする」といった項目でもっと分かりやすく書かれていますし、他にも先程の寄稿に書くか迷った「続けることでブログが自分の成長物語になる」といった話についても、やはり似たようなことがからあげ氏の本の中で語られていました。

なんというか私が書こうか迷ってた話をもっと上手い言葉で言われてしまったような、正にからあげ氏は私の上位互換的な発信者だった!?なんてオチですが、そんなことも気にせずにネタにしてしまうぐらいの図太さがあったからこそ、こうやって20年以上もネットで発信を続けられているのかもしれません。
改めてからあげ氏の本、おすすめです!(Kindle Unlimited対象になっています)